起業時に考えるべき「ビジネスデザイン」の項目は、単なるアイデアの整理ではなく、誰に・何を・どうやって届けて価値を生むかを体系的に設計することがポイントです。以下に、実務的かつ実践的な視点で、検討すべき主要項目をまとめました。
アレックス・オスターワルダーとイヴ・ピニュールによって開発された「ビジネスモデルキャンパス」はビジネスモデルを明確に可視化して、ビジネスモデルを共有し、理解を深めることに役立ちます。
検索するとシートなんかも出てきますので、参考にされてはいかがでしょうか。
1. 顧客(Customer)
考えること:
- 誰が顧客か?(属性・業界・職種・年齢層など)
- どんな悩みや課題を持っているか?
- なぜそれが「今」重要なのか?
ヒント: ペルソナ(架空の顧客像)を1~3人設定すると、戦略が具体的になります。
2. 提供価値(Value Proposition)
考えること:
- 顧客にとって、あなたのビジネスは何を「解決」するのか?
- 他と比べて、どこに「強み」「違い」があるのか?
- 感情的な価値(安心、ワクワク、信頼など)も考慮。
ヒント: 「顧客の問題→それに対する解決策(機能+感情)」で言語化するとわかりやすいです。
3. 収益モデル(Revenue Model)
考えること:
- どうやってお金を得るか?(単発?サブスク?ライセンス?)
- 価格設定は?(顧客の支払意欲とのバランス)
- 継続性や拡張性はあるか?
ヒント: 利益率だけでなく、「キャッシュの入り方」(タイミング)も設計する。
4. チャネル(Delivery Channels)
考えること:
- 顧客にどうやってリーチするか?(Web/SNS/店舗/営業など)
- どうやってサービスを届けるか?(対面、オンライン、システム連携など)
ヒント: 顧客体験を「出会い→理解→購入→利用→継続」の流れで描いてみる。
5. 関係性の構築(Customer Relationship)
考えること:
- 顧客とどのような関係を築くか?(一回限り?長期?コミュニティ型?)
- サポート体制はどうする?
- 顧客の声をどうやって聞き、改善に活かすか?
ヒント: ファン化やリピート施策もこの段階で考える。
6. 主要活動(Key Activities)
考えること:
- 価値を提供するために、何をする必要があるか?
- プロセス設計・運営・改善・営業・制作などのコア業務。
ヒント: 外注するか自分でやるかを分けて考えると現実的に。
7. リソース(Key Resources)
考えること:
- 必要な人材、スキル、資金、ツールは?
- 自分にないものは、どう補うか?
ヒント: 「初期コストがかかるか」「スケールできるか」で要検討。
8. パートナー(Key Partners)
考えること:
- 一緒に価値を作る協力者・業者・アライアンスは?
- 外注や連携で、効率・スピードを高められるか?
ヒント: 弁護士・税理士・デザイナーなど、補完リソースは早めに検討を。
9. コスト構造(Cost Structure)
考えること:
- 固定費と変動費は?
- どこに一番お金がかかるか?
- 初期費用・維持費・スケール時の費用は?
ヒント: ランニングコストを軽くすれば、リスクも抑えられる。
補足:ビジネスデザインを整理するテンプレート
- ビジネスモデルキャンバス(Business Model Canvas)
- リーンキャンバス(Lean Canvas)
などを使うと、視覚的に全体を捉えやすくなります。
可視化することで、ビジネスの全体像がくっきりと見えてきます。
スタートしたら走るしかない。
だからこそ走り出す前に、進むべきルートを明確にしておきましょう。



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